DNSサーバとか、DNSレコードって何となく分かっているつもりでも、いざ設定するとなると、あれ?IPアドレスへの変換はAレコードやったっけ?とかなりません?私は覚えるのに苦労したので、備忘のため、覚え方まとめました。
この記事を読めば、各レコードの意味、覚え方、書き方が分かるようになります。
DNSレコードの種類はたくさんありますが、最もよく使うAコードとCNAMEレコードさえ覚えておけばOKです。
私はネットワークスペシャリスト試験のため、この方法で覚えて合格しました。
この二つをサクッと覚えてしまえば、実際の仕事でもまず困りません。
Aレコード(エーレコード)
Aレコードの「A」はIPアドレス(Address)の「A」です。ドメインをIPアドレスに変換するためのレコードです。書き方は次のようになります。
nakamuraman.com. IN A 192.168.0.200
www.nakamuraman.com. IN A 192.168.0.200
このようにレコードを登録した場合、nakamuraman.comのIPアドレスは192.168.0.200に変換されます。
また、2行目のwww.nakamuraman.comにアクセスした場合も、192.168.0.200に変換され、同じサーバに到達できます。
CNAMEレコード(Canonical Name レコード)
CNAMEの「C」はCanonicalの「C」です。Canonicalは、正規とか規範的とかいう意味らしいですが、とりあえず「Change」の「C」と覚えてしまっても良いでしょう。そう、CNAMEは、ドメインを別のドメインに置き換える(Change)ためのレコードです。
下記のようにレコードを登録しておくと、Aレコードの例で示した上の2行と同様、どちらのドメインにアクセスしても、192.168.0.200にアクセスできます。
こうしておけば、IPアドレス「192.168.0.200」が変わった場合でも、一か所を変更するだけでOKです。
nakamuraman.com. IN A 192.168.0.200
www.nakamuraman.com. IN CNAME nakamuraman.com.
他には、TXTレコードや、MXレコードもメジャーどころですが、まずはこの二つをサクッとマスターしましょう。